古くから蕎麦や小麦の栽培が盛んで、独自の粉食文化が培われてきた岩手。そのせいか、岩手の人は麺が好き。「盛岡三大麺」のほかにも多様な麺グルメがあります。中華麺をそばつゆで食べる「ざる中華」、平打ちの小麦麺を小豆汁で食べる「あずきばっとう」など、旅行者から「え!?」と驚かれるようなものも。ローカル麺との出会い、旅の思い出にいかがですか

地産食材×麺

山・里・海の食材に恵まれている岩手は、地産食材と麺の組み合わせも多彩です。新鮮な海産物や野菜・山菜、旨味たっぷりの肉が具材に使われていたり、麺そのものも岩手県産の蕎麦や小麦を使った自家製だったり。岩手のおいしさを気軽に味わえるのが、ローカル麺グルメの魅力。旬の食材を使った期間限定メニューがたくさんあるので、訪れるたびに違うおいしさに出会えます。

地元民の声

岩手県は広いので、地域ごとに「地元で愛されているソウルフード的麺料理」があります。それぞれ個性的で食べ歩くのが楽しいです!

春は山菜の天ぷらうどん、夏はトマトの冷製パスタ、秋はきのこラーメン、冬は牡蠣そばなど、季節ごとにお気に入り麺グルメがあります!

はやぶさ(980円)

柳家 フェザン店

めんこい横丁

盛岡人のソウルフード「キムチ納豆ラーメン」が看板メニューですが、店舗によって個性があり、ぜひ食べてもらいたい名物ラーメンがいろいろ。フェザン店の一押しは、背脂たっぷりの、まろやかな濃厚醤油が特徴の「はやぶさ」。自家栽培の県産小麦を使用した麺の、香りと甘みのありモチモチした食感が、濃厚なスープによく合います。

麻婆湯麵 800円

銀河辣麺堂

めんこい横丁

熟成豆板醤で旨さとコクを加わえた麻婆あんは、挽肉の甘みに唐辛子の辛さとと花椒(四川山椒)の痺れる辛さがたまらない一品。仕上げのラー油も、四川産など3種類の唐辛子とスパイスをブレンドしたオリジナル。麺は、岩手県産小麦「銀河のちから」と「ゆきちから」を使った麺。コシがありモチモチしていて、スープによく絡みます。

紅生姜かき揚げ蕎麦(520円)、かき揚げ蕎麦(500円)

そばの花

おでんせ館1F

店内で製麺する麺は太麺で強いコシが自慢。かきあげなどの天ぷら類も店内揚げたてを提供。地元醤油店のかえし、県産の食材を使うなど地産地消にも力を入れ、本格的な製法にこだわりながらも、立ち喰いソバ屋らしく「早い、安い、旨い」がモットーにしています。