岩手は「南部杜氏」発祥の地。杜氏とは、日本酒造りの職人集団を率いる最高製造責任者のこと。南部杜氏は日本三大杜氏の筆頭とされ、全国各地の酒蔵で活躍しています。杜氏の技、名水、おいしい米の三拍子揃う岩手は、地酒の宝庫。また、ぶどうやりんごの産地でもあり、ワイン・シードルづくりも盛ん。工房ごとに個性際立つクラフトビールも人気です。

とっておきを見つけるなら、専門店へ

日本酒、フルーツワイン・シードル、ビール、どぶろくまで。とにかく種類が豊富な岩手のお酒。「おみやげにはどれがいいかな」と思っても、選択肢が多く迷ってしまうかもしれません。そんなときはやっぱり「専門店」に行くのがおすすめ。お酒に関する知識が豊富なので、好みや用途に合わせてセレクトしてくれたり、合う料理を教えてくれることも。期間限定、数量限定などの“レアもの”に出合えるのも、品揃え豊富な専門店ならではです。

写真左:エーデルワイン 早池峰神楽ワイン赤720ml(1,650円)
写真右:ベアレン醸造所 ベアレンビール(クラシック/アルト/シュバルツ/ヴァイツェン)(各378円)

リカーコートプロースト

本館B1

500年以上受け継がれている伝統芸能「早池峰神楽」の、ユネスコ無形文化遺産登録を記念し造られたワイン。ぶどうは岩手県産のメルローとロースラー。ベリーやプラムを思わせる香りが感じられ、果実味豊かでしっかりとした飲み口の赤ワインです。ローストビーフ、鶏の照り焼き等の肉料理や、ごまだれなどのクリーミーな味付けによく合います。


「ベアレン醸造所」は、盛岡のクラフトビールメーカー。ドイツから取り寄せた100年以上前の醸造設備を使ってつくる、味わい深くクラシカルなビールは、日本外国特派員協会主催「世界に伝えたい日本のブルワリー」で1位を獲得。コクと苦みのバランスが良い「クラシック」などの定番のほか、季節限定ビールもおすすめ。地元人に愛されているビールです。

写真左:廣田酒造 純米大吟醸 さんさ さんさ 720ml(2,480円)
写真右:鷲の尾 北窓三友 生原酒720ml(1,610円)※冷蔵

岩手の酒屋 KiKiZAKEYA

おでんせ館1F

岩手の伝統芸能「さんさ踊り」を名に冠した地酒。南部杜氏の里・紫波町の「水分神社」に湧き出る名水と、岩手の大地で育てられた米を使用。米の旨みを追求した、古くて新しい醸造法『酸基醴酛』で仕込みました。女性杜氏による岩手の風土と南部杜氏伝統の技術を生かした酒造りをしている「廣田酒造」。きめ細やかな仕込みと味わいが特徴です。


「鷲の尾」は、八幡平市の地酒。その名の由来は、厳鷲山(岩手山)の山麓から湧き出る清らかな水で醸造されていることから。人気の純米酒「北窓三友」は通常二度火入れをしていますが、「KiKiZAKEYA」では、オリジナルで生原酒を販売。日本酒党には見逃せない一品です。他にも岩手の地酒を豊富にラインナップ。商品によっては計り売りもしています。