盛岡駅ビルフェザンと岩手県立大学は、株式会社トレジオンと協働し、今年度で第11回目となる「スマイルチャージいわてプロジェクト」に取り組んでまいりました。
今年のテーマは、「岩手の未来を担う若者へ、食の楽しさと必要性を広めよう」。
学生は「岩手らしさ」をキーワードに、若者の視点で“食の楽しさ・大切さ”を発信できる商品の企画・開発に挑戦し、4月から3カ月間にわたり課題解決に向けた活動を行いました。内部審査会・最終審査会を経て最優秀賞に選ばれたのは、若者のビタミン不足に着目し、岩手の風景や名所をイメージした食材を取り入れたサンドイッチ「ゆきいちごサンド」です。
最終審査会後8月以降は学生有志11名が中心となり、商品開発や広報活動を本格化。Instagramではプロジェクトの進行状況や商品紹介を発信し、若者層への認知向上を図りました。さらに、岩手県立大学の学園祭ではお披露目販売会を実施し、翌週にはフェザンでの販売会も開催しました。販売会では、学生自らが販売スタッフを務め、来場者に商品への想いや魅力を積極的に伝えました。
本プロジェクトを通じて、学生たちは地域資源の活用や商品開発のプロセスを学ぶとともに、岩手の「食」が持つ可能性を改めて実感する機会となりました。
今後も当プロジェクトでは、若者の主体性を尊重しながら地域の魅力を発信する取り組みを継続してまいります。今回開発した「ゆきいちごサンド」をはじめ、学生ならではの視点を取り入れた商品企画を通じ、岩手の魅力の発信力向上と地域活性化を目指します。さらに、地元企業・自治体との連携を深め、学生が地域課題の解決に参画できる機会を創出してまいります。
これからも地域に寄り添い、岩手の未来を担う若者の成長を支援しながら、笑顔をつなぐプロジェクトを発展させていくことを目指してまいります。

