第11回を迎えた*「FES“AN×STUDENTスマイルチャージいわてプロジェクト」は、今年度Tregion株式会社と協働し、“岩手の未来を担う若者へ『食』の楽しさと必要性を広めよう！”をテーマに掲げ取組がスタートしました。
近年10、20代の若者中心に、朝食の喫食率の低下や栄養バランスの乱れ、女性においては過度なダイエットにより栄養バランスに偏りがある食事をしてしまうことが問題視されていることを背景に、「岩手らしさ」の要素を入れた「食」の楽しさや必要性を若者目線で伝える商品を考案し、課題解決に取り組んでいきます。

初回の授業では、今年度プロジェクトに参加する岩手県立大学総合政策学部の学生111名に、プロジェクトの趣旨や今後の活動内容についての講義が行われました。各講義にはフェザン、盛岡市保健所健康増進課、そしてTregion株式会社の3社が登壇し、それぞれの立場から「食」にまつわる地域課題や社会的背景、企業視点でのヒントなど、今後のチーム活動に生かせる貴重な話が共有されました。
講義後の質疑応答では、学生たちから積極的に質問が寄せられ、開発に対して前向きな声が多く聞かれました。初回から学生たちの意欲的な姿勢が印象的で、今年度も期待の高まるスタートとなりました。
今後は学生たちがチームに分かれて商品開発に取り組み、2回の審査会を経て、実際に商品化される企画が決定します。若者の柔軟な発想と地域への想いが形になることを期待しています。
地域の未来を担う学生たちの挑戦を支え、「食」の楽しさを広めることで岩手に新たな笑顔を生み出すことを目指してまいります。

＊「FES“AN×STUDENTスマイルチャージいわてプロジェクト」とは
　「FES“AN×STUDENTスマイルチャージいわてプロジェクト」は2015年に発足されたプロジェクトで、次代を担う学生と協働し、地域の課題解決や振興を行うことを目的に活動を行っております。フェザンと岩手県立大学総合政策学部と協力企業の3者が協働し、毎年テーマを変え様々な視点から地域に向き合ってまいりました。今年で11周年を迎えた今プロジェクトは多く企業・学生との繋がりを創出し、テーマに沿った開発商品や課題解決案が生み出されています。